初めて電子書籍を買いました。

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こんにちは。

今日は刺激的な?この画像からスタート🌸

まほです(*ノωノ)

今日は初めて電子書籍を購入しました。

平日の通勤時間を使って読もうと思っていたのですが、止まらなくて1時間半弱で読了。

読みやすい文章に引き込まれました。

話の内容はもちろん、「好きなのに、入らない」という。

以下引用ですが↓

 同じ大学に通う自由奔放な青年と交際を始めた18歳の「私」(こだま)。初めて体を重ねようとしたある夜、事件は起きた。彼の性器が全く入らなかったのだ。その後も二人は「入らない」一方で精神的な結びつきを強くしていき、結婚。しかし「いつか入る」という願いは叶わぬまま、「私」はさらなる悲劇の渦に飲み込まれていく……。
交際してから約20年、「入らない」女性がこれまでの自分と向き合い、ドライかつユーモア溢れる筆致で綴った“愛と堕落”の半生。“衝撃の実話”が大幅加筆修正のうえ、完全版としてついに書籍化!

 面白そう!という方は是非買ってみてください。

(ちなみにアマゾンかどこかで買うとブックカバーがついてくるらしいと同期が言っていました。)

 

一応私の感想を書いておくと、

・・・・実話なのか。

という衝撃がまずひとつ。

凄まじい体験ですよね…

実は「入らない」問題の他にも様々な試練が主人公を待ち受けていて途中辛くなってきてしまいました。

そして、周囲からの声掛けも、結構デリカシーがない。

昨今、「結婚はいつ?」「お子さんはいつ?」といった込み入った質問は避けましょう、という声が以前より聞かれるように思いますが、現実はまだそこまで至ってないんだろうなぁ。

ただでさえ「入らない」ことにショックを受けて戸惑っているところに、周りからのプレッシャーまであるんじゃそれはそれはストレスでしょうね。。。

 

読後の印象として、私個人としては行き場のない怒りというかもやもや感を覚えました。

世の中に対して。

それは同時に作者への共感でもあって、

そうだよね、自分が選んだ生き方に対してとやかく言われたくないですよね、

なんの権利があって「子どもがいた方が幸せ」とか説教たれてるんですかね、

べつにあなたの幸せを否定してるわけじゃないけどそれをこっちに押し付けないで。

と。

そもそも子どもの問題に関しては欲しいけど諦める選択を苦渋の思いでしてる人もいるだろうに、この本に出てくる「周囲の人たち」はそんなこと微塵も想像していない。

いや、この本の本当の問題提起はそこにはないのかもしれないけれど、私はこの本を読んで本気で、何度も思いました。

あんたの価値観を押し付けるな。

たぶんこれは私が普段から思っていることなので、物語を通してより強く感じたのだと思います。

 

私は年齢的にまだ具体的に結婚や子どもを考えるところまで至っていませんが、これから年を重ねるにつれて「そろそろ結婚してもいい年頃だ」「そろそろ子どもがいても…」と「普通」の価値観の存在を意識せざるを得なくなってくるでしょう。

私は結婚だってしたいし子どもだって欲しいし、子どもがいて家族がいるのは幸せだろうなぁと思いますが、「それが普通」かといえばそうではないと思います。

し、何が起こるかわからない世の中、いつか私もそういうことで悩む日が来るかもしれない。

だから、本当にこれは他人事ではないなぁと思います。

 

いろんな人がいる世の中だからこそ、いろんな事情を抱えた人たちに優しい社会になっていけばと、心から思います。

 

以上。日曜日の読書感想文でした。